
会社全体の根本的な道徳規範やコンテンツに対する管理体制に対して疑問視する声が多く投げかけられていた
NHN Japan株式会社であるが、NAVER事業部にて展開する
「知識plus」と言うコンテンツで大きな変化が見られた。
ユーザーボランティアで行っていたディレクトリ・ナビゲーター制度の廃止である。放談天国をNAVERにてやっていた頃や、吉野健太郎氏の
「連邦」「昔は裏ニュース!だった。」を通じて当ブログを知った方はご存知かと思うが、そうで無い方も多いと思うのでその方々のために若干の説明をしたい。
NHN Japan株式会社は韓国系のIT企業でポータルサイト「NAVER」とオンラインゲーム「Hangame」を運営していた2社が合併して出来た会社である。
知識plusはその中のNAVER事業部に属するコンテンツで「教えてgoo」「人力検索サイトはてな」「yahoo知恵袋」などと同じQ&Aサイトと呼ばれるコンテンツである。
だが、当初からバグやサーバートラブルが頻発し、今やNAVERのお家芸とまで言われるようになった著作権侵害の無断転載回答の横行などが頻繁になっていた。
ユーザー同士の誹謗中傷、諍いも絶えず、ヘヴィーユーザーの多くから管理側に対して様々な要望が出されていたが、上手く活かされていなかった。
そんな中で登場したのがこのディレクトリ・ナビゲーター制度であった。
ユーザーの要望をより効果的にコンテンツ管理に反映するためにユーザー有志から管理の手伝いのボランティアを募り、意見交換をしながら運営して行こうと言うものであった。
これで今まで抱えていた問題が解決の方向に向かうと考えていた者は多かったが、中には今まで管理側に向けられていた不満やクレームの行き先がナビゲーターに変わるだけでは?却ってユーザーにいらぬ負担を増やしてトラブルの原因を作るだけでは?と心配する声もあった。
そしてその心配は的中した。
発足早々にナビゲーターと一般ユーザーの間でトラブルが生じた。
一般ユーザーの不平不満は全てナビゲーターに向かい、一方ナビゲーターから管理側に対して要望を伝えてもなしのつぶて。
「忙しかった」「人手が足りなくて対応できない」「報告を見るのを忘れることもあるから返事が無かったら再度送ってくれ」と言い訳にもならない開き直りをするばかりだったらしい。
そんな中でとうとう
NAVERは第3者サイトと著作権絡みでトラブルを起こすが、その時もその第3者サイトに対して誠意を持って対応を行ったのはユーザー有志のナビゲーターであり、逆にNAVERは火に油を注ぐような発言を繰り返した。
この一件は連邦でも取り上げられた。
この様なトラブルが頻発する中でナビゲーターを辞める者も現れた。
管理側がまともに対応しない状況で、ナビゲーター同士が意見のぶつかり合いも頻発し、互いを荒し扱いするような事態も起きた。
動かない管理側に業を煮やし、自分の意思を貫く余り一般ユーザーとトラブルを起こす者も現れた。
ナビゲーターを経験した者の殆どが共通して言うことがある。
「管理側からまともな返答をもらったことはない」
吉野健太郎氏がかつて頻繁に取り上げていたように、NAVERのコンテンツは野放し状態に近い。
そして何かトラブルが発生した際に、不正アクセス等ではなく、真っ先に管理側が何か裏でやってるのではないか?と疑われるのもNAVERくらいなものだろう。
そんな、未だに管理怠慢と管理者責任を問う声が多い中で、管理側の管理不行き届きを解消する目的で発足したディレクトリナビゲーター制度が無くなる。
理由は、管理側がディレクトリナビゲーターに対して対応しきれないから。
昨年の3月下旬に応募が始まって10ヶ月。
10ヶ月掛かりの壮大なギャグと言う以外にどう言って見ようも無い。
ディレクトリナビゲーター制度が残したものはユーザーのNAVERに対する不信感と、ユーザー同士の不和だけであった。