先日のエントリーの
「著作権侵害を扱った投稿が著作権侵害であったと言う話」であるが、急転直下解決したようだ。
2月23日付で
政策空間のTOPページが更新され、政策空間編集部としても瀧野氏が白田氏の論文を剽窃したと判断し、瀧野氏の投稿を全て削除した。
この削除に関してはやはり僕による2回目の指摘、すなわち瀧野氏の「知的財産権はフランケンシュタインか? 」と白田氏の「著作権の強化に関するコメント」が非常に酷似していることの指摘が大きかったようだ。
この指摘を瀧野氏と白田氏、そして政策空間編集部にメールにて行ったわけだが、政策空間側は極めて迅速に対応した。
恐らく白田氏からも再度の抗議があったのではないかと推測される。
ちなみに僕のところにも政策空間の編集部からメールが来て、今回の件に関してのお礼と今後の対応方針が綴られていた。
実は、当初の白田氏とのやり取りの中で瀧野氏が「白田氏のことは全く知らず、あの投稿は私が自身の手で書いたものであり、単に偶然似ただけである」と主張していたことを知った。
結局は第2の剽窃の疑惑が判明し、とても言い逃れは出来ない状況に陥り、結局は編集部に剽窃を認めてしまったようである。
ちなみに、放談天国読者からの指摘で
瀧野氏の投稿のvol.10「海賊版はなぜ悪とされるのか」も白田氏の
「著作権の原理と現代著作権理論」の剽窃の疑いが非常に強いことが判明したが、これは白田氏にも政策空間編集部にも指摘はしないし、今後するつもりも無い。
尤も、白田氏にはこの放談天国の存在を教えてあるので白田氏がこの事実を知るのも時間の問題であるが・・・
それとも別ルートで既にこの事実を把握しているかもしれない。
それにしても、今回の件はスピード解決したとはいえ何ともお粗末な話である。
著作権侵害に関する投稿自体が著作権侵害で、しかも全ての投稿が全て同一人物の著作からの剽窃、それでいて「私はその人を知りません。」とは・・・
いや、確かに面識も無ければ文書等のやり取りもしていなければ「その人を知らない」と言うのも嘘ではないといえば嘘ではない。
ちなみに瀧野氏は上智大学卒で当時はTBS事業局にて対海外の番組販売業務を行っていたらしい。
現在は株式会社TBSサービス営業本部メディア事業部に所属しているとか。
近年、大学生の学力低下が社会問題化しているが今一度大学でも「嘘つきは泥棒の始まり」と言う小学生や幼稚園児でも知ってることを、再教育する必要が今後あるかもしれない。
尤も氏が嘘をついた時点では既に白田氏の論文を「泥棒」した後だったのだが。
さて繰り返しにはなるが政策空間編集部の対応は迅速であったといえよう。
だがしかし、考えてみればこれが当たり前の対応なのである。
放談天国読者にはおなじみの某N社の対応が余りに杜撰であるために、当たり前の対応をした政策空間編集部が素晴らしく見えるのだろう。
N社のその杜撰な対応については既に他blogで記事にしたが、改めてこちらで再録したいと思う。